はじめに
こんにちは、AP留学 専属ライターのMakiです。
今回は、これからフランスへ滞在予定(特に中長期〜)の方にぜひ読んでほしい!本格的に「フランス生活を始める前に知っておくと便利・心構えができること3選」をお伝えします。正直に言ってしまうと山ほどあるので厳選するのはとても悩みましたが、この記事ではほんの一例をご紹介。
あくまで参考程度に思っていただけると幸いです。
1. 和食の貴重さ、日本文化の知識
最初から当たり前すぎることで申し訳ないのですが、やっぱり大切なので言わせてください。私たち人間が毎日生きるために必要なことといえば、何よりもまず食事ですよね。短期の旅行なら、むしろ現地のカフェやレストランを楽しみたい気持ちが大きく、そこまで和食が恋しくならないかもしれません。
しかし私の経験からいうと、渡仏後2週間が過ぎる頃には徐々に醤油や味噌、白米、納豆、お出汁のようなTHE・日本の味覚が本当に食べたくなっていました。もう小麦粉やバター、じゃがいも、ゴツい塊のお肉類はしばらく見たくないと思うほど…身体が和食を要求し始めるのです(笑)
もちろん、時間が経つほど慣れてはくるし、買おうと思えばこちらのアジア食品店でもいくらか日本の商品は手に入ります。その場合、選択肢が少ない上にお財布に優しくないお値段なので、どこで折り合いをつけるかの葛藤が生まれるでしょう。パリ以外の地方都市では更に入手方法が限られると思うので、これまでのように和食を楽しむことは難しくなってしまい、どこか心が満たされない生活になってしまう可能性は多少あるかもしれません
そうならないためにも、ある程度の長期保存が効くお気に入りの食材は日本から持ってくることを是非おすすめします!個人的には出汁パック、ふりかけ、乾燥わかめ、乾麺、カレーのルー等に救われていました。
そして、フランスで自己紹介をしたり友達が増えたりするにつれて、日本について質問される機会も増えてきます。言語、文化、政治、音楽、漫画やアニメ等々…すべてを網羅するのは難しくても、一般論や自分の考えを話せると会話を続けられるきっかけになって良いと思います。また、質問されてみて初めて、外国から見える日本の姿に気づけるということも多いので、改めて日本文化の価値を発見できて面白いですよ♪
2. 生活系ノウハウ、自己解決力の大切さ
フランス生活の中でアナログ&手間だなぁと思うことが度々あるのですが、日本の家電や便利グッズ等に慣れていると最初のうちは面倒くさく感じるかもしれません。
例えば とあるフランス人の友人は、洗濯をする際にモノクロの服と色のある服を分けて2回洗濯機を回すそうです。そしてより綺麗に汚れを落としカビ臭を軽減するため、衣服用洗剤、重曹、ホワイトビネガー、柔軟剤+芳香ビーズを使うのだとか。このこだわりはその友人だけかもしれませんが(笑)、日本だとすでに用途ごとの成分が配合された洗剤が売られていたり、洗剤と柔軟剤を自動投入してくれる洗濯機があったりしますよね。
フランスは硬水なので、カルキ(水垢)対策として水回りの掃除にも重曹やホワイトビネガーを使うのがより一般的かなと思うのですが、私は日本にいた頃、困ったらいつもひとまず100均にいけば解決するという思考だったので、こちらにきて地味に色んなライフハックを学び直すことになりました。(私の知識が無さすぎるだけな気もしますが、そこはご容赦ください…)
そして、ちょっとくらいのトラブルは「気にしない/耐える/自分で修理する」くらいの気概があると、日常的にストレスが溜まりにくいかもしれません。不便さを面白がる、限られた条件下で知恵を出して快適さを求める心持ちでいると、もっとパワフルかつしなやかに、フランス生活に馴染んでいけると思います!
3. 医療体制の違い
これも、普段は気にならなくてもいざ病気になってしまうと本当に絶望したくなることの1つです。
日本の場合は、ただの風邪や少しの不調でもすぐに近所の病院(総合/専門科問わず)で診てもらうことができますが、フランスでは現在ホームドクター(かかりつけ医)制度が導入されており、ある1人の医者(総合内科/ジェネラリスト)を登録し、まずは必ずそこに行くよう推奨されています。
登録していない医者だとスムーズな初診・来院予約はおろか、来院できたとしても公的医療保険(セキュリテ・ソシアル)の払い戻し率が悪い/されない場合もあるようです。人気な医者・病院は最短でも数ヶ月待ちという状況が普通なので、日本の救急外来のように24時間365日受け入れてくれる、迅速かつ安心な病院はほぼ無いと言っても過言ではありません。
また、医薬分業制といって、一般医は「問診・触診・聴診」のみを行い、お薬の院内処方はしません。患者は医師に処方箋を出してもらい、薬局で薬を購入します。血液検査やレントゲン検査等はまた別の専門機関があり、必要に応じて自分でそこまで行くことになります。
AP留学のInstagramにフランスの医療情報をまとめたポストがあるので、ぜひ以下2つのリンクも参考にしてみてください!
私は以前 原因不明の腹痛で週末の日中に救急病院にかかったことがあるのですが、受付から問診、検査、結果を聞いて帰るまでに約7時間も院内で過ごす羽目になりました。しかも、そのうちほとんどは放置され待つだけで他に何もできない時間&体調不良の身体で状況や流れが分からないまま不安だけが募っていくのは、精神的にもつらかったのをよく覚えています。結果は何事もなかったのですが、なぜここまで時間がかかるのか疑問だらけのまま終わりました。
いかがでしたか?
どれもフランスで生活するにあたって、避けては通れない場面ではないかと思います。あまり心配事を増やしたくはないのですが、現実問題としてこういうことを頭に入れておくのも大切な準備のひとつですね。
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AP留学ライター:Maki
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