2月2日はクレープの日♪

はじめに

こんにちは!AP留学 専属ライターのMakiです。
暦はまもなく2月、依然として寒さの厳しい毎日が続いていますね。日本では節分が近づき春の訪れが待ち遠しい頃だと思いますが、実はこの時期、フランスでは「クレープを食べる祝日」があるのをご存知ですか?

この日、毎年多くのフランス人が家族や友人と集まってクレープを食べるという伝統があります。なぜクレープなのか、なぜこの時期なのか…それらの理由や、そもそもの起源などをご紹介するため、今回は「クレープの日」について書いてみようと思います!

 

ぜひ楽しみながら読んでいただけたら幸いです^^

 

 

クレープの日とは?

フランスのクレープの日は毎年2月2日で、「シャンドルール (Chandeleur)」という呼び名で親しまれています。これはフランス語で「ろうそく」を意味する「chandelle (シャンデル)」という言葉からきており、この日にクレープを食べるのは、カトリック教徒の祝日である「聖燭祭」に由来すると言われています。(「聖燭祭」とは、イエス・キリストが神殿を訪れた日を祝う日です。)

 

 

シャンドルールの起源はローマ時代にまで遡ります。当時のローマでは、2月のこの時期に羊の神様を祭る伝統があり、信者たちは松明やろうそくを持って一晩中 街の中を歩き回っていたそうです。その後キリスト教がローマに広まり、5世紀の終わりにこの風習はキリスト教の行事として継承されました。こうして出来たのが、シャンドルールの伝統です。

 

クレープを食べるようになった理由は諸説あるようで、「ローマ時代にとある教皇が巡礼者にクレープを振る舞ったから」、「黄金色で丸い形をしたクレープが光や太陽を思い浮かばせ、キリストの威厳を象徴しているから」等々…。

明確な時期やきっかけは不明なままですが、ローマ時代を起源とする伝統が現代まで引き継がれて人々に浸透しているなんて、歴史や伝統を大切にするフランスらしいなぁ、とつくづく感じてしまいます。

 

現地で生活する身としては…実際のところ、この日に限らずクレープはいつでも大人気なフランス菓子ではあるので、親しい間柄の人たちと同じ時間を過ごすことを重要視するフランス人たちにとって、良い口実?になる素晴らしい祝日とも言えるかもしれません(笑)

 

 

 

ガレットとは違う?

クレープと似た存在として「ガレット」は有名だと思いますが、フランスでは「クレープ」といえば主に小麦粉を使って作られた薄手の生地のもの、「ガレット」は蕎麦粉を使って作られたものとして区別されています。

クレープは基本的に蜂蜜やジャム、シャンティという生クリーム、ヌテラ等で甘い味付けのものが多く、ガレットはハムやチーズ、たまご、野菜やきのこ等と合わせられることが一般的です。

 

とはいえ、どちらもブルターニュ地方の名物料理。それらに合う飲み物も、やはり同じくブルターニュで作られるリンゴの発泡酒「シードル」です。じんわり優しい甘みと強過ぎない炭酸がとても美味しくて、つい飲み過ぎてしまうこともしばしば?

このように、毎年2月2日のクレープの日にはフランス全国でクレープとシードルが楽しまれています。

 

 

 

 

 

いかがでしたか?

日本で「鬼は外、福は内」といって鬼退治をしている頃に、フランスでは多くの人がシードル片手に美味しいクレープを食べているなんて、なんだかお洒落&とっても素敵ですよね!

 

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AP留学ライター:Maki

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